高専の寮はどんな感じ?5年間過ごした寮生活の実態を語ります!!

こんにちは!メカトラです。今回は私が5年間生活した高専寮の実態について語ります。この記事では

・入学は決まったけど寮に入るか迷っている
・高専の寮は怖いイメージがあるから不安
・実際の生活のイメージが知りたい

などといったお悩みを解決できます!

良いところ、悪いところ全てお話しますので良ければ最後まで読んでいってください!

高専の寮とは

謎の多い高専の寮。国立高等専門学校機構のホームページにはこのような説明があります。

ほとんどの国立高専には男子寮があります。また、女子寮のあるところもあります。

学生は、寮生活を通じて集団生活に慣れるとともに自立心を養うことができます。寮で互いに深い絆を築くことによって、生涯の友を得ることができるのです。

大部分の寮はキャンパスの中にあるので、通学にも便利で、課外活動などの時間も多くとれます。

寮には食堂、浴室などのほか、ラウンジ、自習室、コンピュータ室、娯楽室などがあります。また、寮生活を楽しいものにするため寮祭、体育祭、クリスマス会などの行事が行われています。

教員は交代で寮の当直にあたり、いろいろな問題や悩み事の相談相手になって寮生の指導を行っています。

高専生の生活(KOSEN 国立高等専門学校機構):https://www.kosen-k.go.jp/exam/life/

メリット・デメリット

メリット1:一生の友達ができる

私が寮に入って一番良かったと感じたのが「一生の友達」が出来たことです!

高専寮では低学年のときは基本的に2 ~ 3人部屋であることが多いです。(学年が上がると希望で1人部屋も選択可能)

また、寮ではトイレ、洗面所、大浴場、補食室などを共有で利用しながら生活します。衣食住全てを共にするんです。

これだけ長い時間を一緒に生活しているので、中学時代に出来た友達・親友とはまた何か違うある意味家族に近い存在になっていきます。

さらに、高専は各都道府県ごとに1校がなので県内外から学生が集まります。基本的にみんな初対面の状態で共同生活をスタートすることになるのです。入寮したらすでに友達グループができていて、輪に入れない…ということにはなりませんので安心してください!

ちなみに入寮時私は知り合いが1人もいない状態で入りました。

仲良くなってくると「遊びにいかない?」「ご飯食べに行きたくない?」といった軽いノリでそのまま決めることもありました。

メリット3:先輩・後輩つながりを持てる

これもかなり大きいと思います。というのも、先輩は寮で生活する上での知恵や、テストの過去問を授けてくれるとても大きい存在だからです!

また、高専寮では本科1年生から専攻科2年生までの学生が共同生活を送っています。年齢にすると15歳から22歳と最大で7歳の差があります。早くから先輩の姿を見て学べることはいい刺激になると思います。

寮で生活する時にあると便利なもの、やっておいたほうが良いことなどは、なかなか教えてもらえませんし、インターネットに書いてある情報とは違うこともあるので

何事でもそうですが、現地の先人に学ぶことが最も効率的で正確だと私は思います。

メリット2:ある程度の生活力が身につく

実家で住んでいる時、家事全般を親に任せっきりになっていませんでしたか?

寮では3食の食事が用意されていることが多いですが、部屋の整理・掃除、ゴミの分別・回収、服の洗濯など、基本全て自分で行う必要があります。

また、低学年時には当番制で大浴場の掃除や共有スペースの清掃など寮全体を綺麗にする活動があります。

そのため、嫌でも生活力は身についてくると思います。

そして寮生活で得た生活力は将来自分一人で暮らすとなった時にとても役に立つと思います。

私も最初は洗濯機の使い方すらわからない状態からスタートしました。当番制の清掃活動も面倒くさいと感じることもありましたが、今ではやっておいてよかったと感じています。

メリット4:学校から近い

文字通り、「学校から近い」は良い所だと言えるでしょう!

5年間の通学時間を短縮できるのはとても大きいです。通学時間がかからないことで他のことに時間を回すことが出来ます。

なんといっても朝は登校時間ギリギリまで寝ていられますし、テスト期間なども翌日の起床時間をあまり考えずに済むでしょう。

私の寮は学校から徒歩1分(道路を挟んで向かい側)のところにありましたが、授業開始時間ギリギリに出れば良いのはかなり便利でした。また、荷物が多いときは午前・午後で分けて持っていける。提出物を忘れても走って寮まで取りに帰れるなど、学校から近い寮に住んでいたから助けられたことも多かったです!

デメリット1:プライベートな時間の確保が難しい

常に近くに人がいて1人になれない…ということが共同生活を送っていると出てくることもあると思います。

誰にでも1人になる時間は必要だと思いますが、複数人部屋に住んでいると常にルームメイトがいるのでなかなか1人になれないことがあると思います。

また、「今日は疲れているから早く寝たい」「テスト勉強に集中したい」と思ったとしても、ルームメイトとの生活時間がズレていると部屋が眩しくて寝れなかったり、うるさくて勉強に集中できないこともあるかなと思います。(これはルームメイトと相談することで解決することが多いです)

私も実際最初の方は1人になれずに息苦しいと感じることがありましたが、慣れと定期的に外に出ることで自分の時間を確保していました。

デメリット2:時間的な拘束がある

寮生活では食事・入浴・消灯などの時間が決まっています。

私の寮ではこのように時間が決まっていました。

これを見ていただくと、意外と細かく時間が決まっていることがわかると思います。

デメリット3:人間性が浮き彫りになる

やはり、仲のいい友達といえど人間なので、長く付き合っていくと良いところだけではなく嫌な部分も見えてきます。

同室になってよくある問題として

Youtubeをスピーカーで見る
ゲーム中の通話の声がうるさい
食べ飲みしたゴミをそのまま部屋に放置する

などが挙げられます。

気にしない性格の人なら大丈夫ですが、気になり始めてしまうと段々イライラが募ってきます。

これらの問題を解決するためにはお互いがお互いのことを思って生活をする必要があるのですが、どうしても配慮ができない人、迷惑になっていることに気づけない人もいます。

なるべく話し合ってお互いが心地よく生活できるように工夫することも必要になってきます。

番外編:寮の食事が美味しくないという人も

寮では朝昼晩全ての食事が提供されることが多いのですが、その寮食が美味しくないという人も少なくありません。私はバカ舌だったので、ほとんどのメニューは美味しいと思っていましたが、友達は美味しくないと言っていました。

高専の寮生活 Q & A

ここでは高専寮についての質問に答えていきます!コメントいただければそれに対する回答も追記していきます!

高専の寮は厳しいの?

厳しくありません!正確に言うと私の寮では厳しくなくなりました。コロナ流行前(2019)は先輩寮生からの「指導」という名目で、1年生には他学年よりも厳しいルールが定められていました。しかし、コロナ流行で寮が停止し、寮の改革が行われたことから制度の見直しが行われ、このルールは撤廃されました。

撤廃された1年生ルールの例
・先輩を見つけたら立ち止まって大きな声で挨拶
・自室以外で会話、スマートフォンの使用禁止
・ルールを破ったら連帯責任 など…

家には帰れるの?

帰れます!週末や長期休業中、次の日に学校がない日などは「帰省届」を出すことで自宅に帰ることが出来ます。また、寮によっては「欠食届」を提出することで帰省中の食費を返還する仕組みがあります。

最後に

寮生活のメリット、デメリットについて紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?

入寮を考えている人は一度学校の寮見学会に足を運んでから考えるのが良いと思います。

入寮後、自分に合わないと感じたら退寮することもできるので、あまり難しく考える必要はないと思います。

共同生活は楽しいことばかりではありませんが、仲間と5年間をともにした経験は私にとってかけがえのない思い出です。

今後も高専や寮生活について発信していきますのでよろしくお願いします!

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